立花学園高等学校 地域連携と
探究学習を支える
「開かれたOA室」へ

「体験」を通じて生徒の個性を伸ばす教育を実践する立花学園高等学校(以下、立花学園)。松田町(神奈川県足柄上郡)との包括連携協定をはじめとする地域と連携した活動をさらに加速させ、生徒のアイデアを具現化する場として、OA室(パソコン室)をフルリニューアルしました。KDDI Biz Edge を選定した理由や、DXハイスクール事業を活用した空間づくりの狙い、そして生徒たちに起きた変化について、うかがいました。

※OA室・・・Office Automation室の略。パソコンやプリンター、複合機などの電子機器があり、データ処理や実習などを行う部屋。

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立花学園高等学校
  • 「操作学習」から「創造・発信」の場へ
    「操作学習」から
    「創造・発信」の場へ
    単なるパソコン操作の習得ではなく、多様な使用方法に対応した、アイデアを形にして発信するための空間へと刷新。
  • 地域連携とDXの融合
    地域連携と
    DXの融合
    松田町との連携協定を基盤に、生徒が地域の課題に取り組む。3Dプリンターなどの最新機器が、生徒の「やりたい」を後押し。
  • 進路選択に直結する「自信」の醸成
    進路選択に
    直結する
    「自信」の醸成
    自分たちの活動が地域に貢献する経験や、アイデアを具現化する成功体験が、進路選択につながる。

導入サービス

  • OA室設計・施工
  • 電子黒板
  • レーザーカッター
  • UV加工機
  • 3Dプリンター

学校プロフィール

立花学園高等学校

https://tachibana-g.ac.jp/

神奈川県足柄上郡松田町
私立 高等学校 1,250名
(2026年4月1日時点)

1928年に松田和洋裁縫女学校として創立。1962年に共学化。「誠実」「実践」「奉仕」を校訓に掲げ、「知育・徳育・体育」の調和を考えた教育活動を実践し、⼈間⼒豊かな⼈材を育成することを目指す。

横浜女学院中学校
  • 込山 望 副校長

    込山 望 副校長

  • 志賀 正啓 教諭

    志賀 正啓 教諭

2026年4月1日 公開
★ 記載された情報は、掲載年月日時点のものです。

抱えていた課題を KDDI Biz Edgeが解決

地域連携活動で得た経験を「形」にする場所がない

生徒のアイデアを具現化する
「創造の拠点」を整備

前後に長い縦型レイアウトの教室で
後方座席からスクリーンが見えにくい

横型レイアウトと「ひな壇」で
全員が等しく情報にアクセス

地域に開かれた学校としてそこに関わる方々を
受け入れて活用できる場にしたい

講演スタイルにも対応できる
可変性の高い空間を実現

DX人材育成に必要な機材などに触れる機会が不足している

3Dプリンターなどの最新機器を導入し、
ものづくり体験を提供

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導入と変化

地域課題を「自分事」として捉え、
行動できる生徒を育てたい

立花学園が目指すのは、生徒がさまざまな経験を通して「自分の得意・不得意」を知り、自分が社会に何を提供できるかを考えられるようになること。そのための重要な要素が、地元・松田町との地域連携だという。

包括連携協定で地域との結び付きを強化

立花学園は、町内唯一の高校として以前から行なっていた松田町との連携を、2024年に改めて包括連携協定として締結し強化。生徒たちは町のお祭りなどのイベント支援や課題解決に積極的に取り組んでいる。その活動は、サッカー部による町のイルミネーション設置の手伝い、ジビエ(イノシシやシカ)の狩猟体験、農家のサツマイモ掘り、稲刈りの支援など、多岐にわたる。

込山 望 副校長

「町からは単純に『人手が足りないから助けてほしい』という相談も多いのですが、生徒には『なぜ人手が足りなくなっているのか』という背景を話したり、一緒に現場を見に行ったり経験したりすることで、新たな学びを得ています」

込山 望 副校長

込山 望 副校長

経験を形にする「創造の拠点」が必要だった

込山 望 副校長

包括連携協定のもと、町との連携をさらに強化していくことを目指し、「アイデアを考え形にする場」として候補に挙がったのがOA室(パソコン室)だった。しかし、従来のOA室は、パソコンの操作方法を学ぶだけの場所で、レイアウトも前後に長い「縦型」の配置だったため、後ろの席からはスクリーンが見えにくいという課題もあった。

込山 副校長

「町でさまざまな経験をした後、町の課題を解決するために必要なアイデアを具現化し試行錯誤を繰り返すことが、生徒たちへの教育の面でも重要だと考えていました。そのため、実際のアイデアを形にしていくような場所が必要だと考えたのです」

生徒は地域で得た経験を持ち帰り、課題解決のためのアイデアを練り、試行錯誤しながら形にしていく。そんな「創造の拠点」が必要だと感じていたのがOA室のリニューアルにつながったという。

「わがまま」をすべて形にしてくれた
提案力と柔軟性

OA室のリニューアルは「DXハイスクール」を利用し進められた。リニューアルにあたっては、「開かれた教室」をテーマに掲げたそうだ。

生徒全員が等しく情報にアクセスできる空間へ

「開かれた教室」が意味するものは、生徒同士の距離が近く、地域の方々も招き入れられる空間だとOA室のリニューアルを推進した志賀教諭は話す。

志賀 教諭

「OA室のリニューアルにあたって、いくつか実現したいことがありました。教室のレイアウトを横型にして生徒と近い距離で授業ができること、机や椅子を動かしてさまざまな形に変形できること。そして『開かれた教室』をテーマに、地域の人々などさまざまな人が来校できる空間にしたいというものです」

特にこだわったのは、講演会やプレゼンテーションができる「劇場型」のレイアウトであっても使いやすいことだという。後方座席の生徒からも視界が開けるよう、後ろに行くほど机と椅子の高さを高くし、教壇を置く場所はカーペットの色をオレンジ色に変えて視覚的にステージエリアを設けた。

志賀 教諭

「OA室はいろいろな使い方ができることを大事にしました。ポイントは、外部の方を呼んで講演などを行なっても後ろの席の生徒が見にくくならないよう、机と椅子が後ろにいくほど高くなるようにした点です。椅子もカフェのようなおしゃれなものを用意してもらい、生徒からも好評です。講演者からも後ろの生徒まで顔が見渡せるので、非常に使いやすい教室になったと思います」

志賀 正啓 教諭

志賀 正啓 教諭

すべての要望に応えてくれた柔軟性

志賀 正啓 教諭

リニューアルに際してKDDI Biz Edgeを選んだ決め手を、「さまざまな要望に対して、一番親身になって応えてくれたから」と志賀教諭は話す。

志賀 教諭

「設計に際して数社にお声がけしましたが、KDDI Biz Edgeが一番要望に応えてくれました。『講演会ができるスタイルにしたい』『机や椅子を自由に動かしアイデア発散の場をつくりたい』『電源がレイアウトの制約にならないようにしたい』など、とにかくわがままなお願いをたくさんしたのですが、それら全てを予算内で実現してくれました。予算の都合で、照明の変更が叶わず天井の梁(はり)のせいで暗くなるという構造上の懸念点も、床の色味などの工夫で解決してくれました」

背もたれのない椅子や可動式の机も導入し、生徒が自由な発想で学べる環境が整ったという。

「想像」を「形」にできる環境が、
生徒の自信と進路を変える

OA室のリニューアルと同時に、3Dプリンターやレーザー加工機、UVプリンターなども「DXハイスクール」を活用し導入した。これにより、生徒は自分たちのアイデアを即座に「具現化」できるようになった。

アイデアを即座に形にできる環境

志賀教諭は、「こうしたものづくりの環境は、近年重視されるアントレプレナーシップ教育にもつながります」と語る。アントレプレナーシップ教育とは、「自ら社会課題を見つけ、課題解決に向かってチャレンジしたり、他者との協働により解決策を探究したりすることができる知識・能力・態度を身に付ける教育」と文部科学省が定義するものだ。

志賀 教諭

「アントレプレナーシップ教育に関連して、自分たちで考えたものを具現化するという点で、これらの機器は思いをそのまま表現できるため非常に有効です」

実際、生徒たちも機器の使い方を積極的に覚えようとしているという。例えば、鉄道研究部の生徒が、「既製品にはないローカル鉄道の車両などを形にしたい」と熱心に3Dプリンターの講習会に参加しているそうだ。

志賀 教諭

「3Dプリンターは建築系に進みたい生徒にとっても構造の勉強になりますし、授業や学園祭などで使用する小物やノベルティ制作など、これまで外注しなければならなかったものが自分で作れるようになります。『自分で作りたいものは何でも実現できる』と生徒に思ってほしいですね」

地域連携活動が進路選択に直結

こうした環境と地域連携活動は、生徒の進路にも大きな影響を与えている。

込山 副校長

「『松田町盛り上げ隊』という地域と連携した活動をしていた生徒は、今回卒業するタイミングで、地域創生に関する学部へ進学を決めました。総合型選抜入試で、地域でやってきた活動を自信を持って話し、合格を勝ち取りました。生徒からも『やっていてよかった』という声をもらっています」

また、一部の生徒は東北(福島など)へ行き、同じような課題を持つ地域と比較検討するプログラムにも参加しているという。現地を見てどうすれば地域が盛り上がるかを提案し、その経験を持ち帰ってきているそうだ。「自分で作りたいものは実現できる」「地域のために動ける」という実感こそが、生徒を大きく成長させていると言える。

地域の人々が集い、
新たな価値が生まれる拠点へ

今後は、この教室を学校内での利用だけではなく、地域の方々にも開放していきたいと考えている。

生徒と地域がともに学び、成長する場所に

地域の人たちにOA室を開放することで、松田町をより盛り上げていくことも重要だと先生方は語る。

込山 望 副校長
込山 副校長

「地域に開かれた学校として、地域に関わるさまざまな人が本校を拠点に町を盛り上げていただくようになればいいなと思っています」

具体的には、生徒自身がまず機器の操作方法を学習し、それをアウトプットする場として地域の方に教えたり、一緒に使ったりできればと考えているという。

志賀 教諭

「地域にOA室を開放することは、生徒にも地域の方にもお互いにメリットがあると考えています。生徒はアウトプットする前提があると深い学びにつながりますし、地域の方にとっても普段触れる機会のない機器に触れられるのは大きいと考えています」

ふるさと納税の返礼品開発など、地域活性化の拠点へ

地域にOA室を開放した先には、新たな展開も見据えている。

志賀 教諭

「まだ想像レベルの話ですが、例えばふるさと納税の返礼品の試作品を作ったり、商品開発のプロトタイプを作ったりする場として機能させたいですね。3DプリンターやUV加工機はまだ世の中的にも台数が少ないので、地元の企業や個人の方が『ここを使ってやってみましょう』といった流れができれば面白いと考えています」

生徒には在学中に地域の課題を見つけ、解決に動く姿勢を身につけてもらい、卒業後もその地域に価値を還元できる大人になってほしいと願っているそうだ。

ご担当者さまの声

立花学園高等学校 
志賀 正啓 教諭

要望に対し一番親身になって応えてくれたことが決め手

立花学園高等学校 志賀 正啓 教諭

KDDI Biz Edgeは、当校に何度も足を運んでくれ、とにかくわがままなお願いをすべて形にしてくれました。もちろん建物の構造上の制約などで叶わなかったこともありましたが、当校が目指すものを一番理解し、その実現のために尽力してくれたことに感謝しています。

KDDI Biz Edge
担当者から一言

立花学園様が目指す『開かれた教室』というビジョンを実現するため、単なる機器の提案ではなく、空間全体の設計から携わらせていただきました。後ろにいくほど高くなるカフェスタイルの椅子など、細部にまでこだわった空間づくりにより、生徒の皆さまが主体的に学び、地域の方々とともに成長できる場所が生まれたことを大変嬉しく思います。これからも、立花学園様の地域連携活動と探究学習を支えるパートナーとして、継続的なサポートをしてまいります。

KDDI Biz Edge 担当者

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まとめ

  • 課題解決のアイデアを
    具現化できる「創造の拠点」
    OA教室に整備
  • 前後に長い縦型レイアウトの教室を
    「横型レイアウト」「ひな壇」
    することで全員が等しく情報に
    アクセスできるようにした
  • 地域に開かれた学校を目指し、
    講演スタイルにも対応できる
    可変性の高い空間を実現
  • DX人材を育成するため
    3Dプリンターなどの
    最新機器を導入し
    ものづくり体験を提供

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