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働き方の今と未来がわかる1日―「Re:Work EXPO in Nagoya」イベントレポート

働き方の今と未来がわかる1日―「Re:Work EXPO in Nagoya」イベントレポート

2026年06月01日掲載
※ 記載された情報は、掲載日現在のものです。
「Starlink Business」と「情報連携ツール」が導く、医療DXにおける最新戦略を宮城県支部学術集会で発表。

企業のこれからの働き方を考える総合イベント「Re:Work EXPO in Nagoya」が、2025年11月5日「ストリングスホテル 名古屋」で開催された。生成AIの実務活用、セキュリティ対策、ハイブリッドワークを支えるデバイスなど幅広いテーマの最新ソリューションが一堂に集結。会場では各社の実装ノウハウを共有するセミナーに加え、製品に触れながら担当者と直接対話できる展示ブースも用意され、多くの来場者が自社の課題と照らし合わせながら改善のヒントを探っていた。本記事では、当日の会場の様子と、注目セミナー・展示の見どころをレポートする。

★ 記事内の部署名、役職は取材当時のものです。

これからの働き方を体感できる「Re:Work EXPO in Nagoya」が開催

「Re:Work EXPO in Nagoya」は、KDDI まとめてオフィス株式会社が主催する、"これからの仕事と働き方"をテーマにした総合展示会だ。東京・大阪での開催に続き、今回は中部エリアのビジネス拠点、名古屋で開催。会場となった「ストリングスホテル 名古屋」には、生成AIの実務活用、セキュリティ対策、ハイブリッドワークを支える最新デバイス、オフィス環境の最適化など、幅広いテーマのソリューションが集結した。当日は各ブースでも活発な商談や相談の様子が見られるなど、展示とセミナーの両輪で「働き方のアップデート」を大いに体感できるイベントとなった。

※ KDDI まとめてオフィス株式会社は、2026年4月1日付で商号をKDDI Biz Edge株式会社へ変更しました。

セミナー|現場で使える最新ソリューションを紹介

「Re:Work EXPO in Nagoya」のセミナープログラムでは、現場で使える実践的なテーマが展開された。登壇企業はいずれも自社の運用ノウハウや具体的なサービスを惜しみなく共有し、AI活用・セキュリティ対策・デバイス戦略など多角的な視点から、働き方改革を支援するアイデアを提示。単なる技術紹介ではなく、「どのように社内に定着させるか」「どう運用を続けるか」といった、実務の"定着フェーズ"に踏み込んだ講演が印象的だった。

セッションを真剣に聞き入る様子

生成AI|明日から活用できるAIサービスが揃う

生成AIは、業務自動化による効率化や生産性向上、データ分析を活用した意思決定の高速化など、企業の競争力を左右する重要な基盤となりつつある。セミナーでは日本マイクロソフトとLINE WORKSが登壇し、AIをどのように日々の業務へ組み込み、現場に根付かせていくのかについて、実例を交えながら、それぞれの取り組みやポイントが紹介された。

日本マイクロソフトは、生成AI「Microsoft 365 Copilot」の強みについて、2つのポイントに絞って提示した。1つ目は「自社の情報を活用できるAI」であること。Copilotは、メール・予定表・会議データ・社内文書といったMicrosoft 365上の情報を横断的に検索し、社内固有のナレッジを踏まえた回答を生成できる。外部のAIサービスでは実現しにくい「自社文脈での情報整理」が可能となり、報告書や提案書、会議要約などの作業を大幅に効率化できる点を強調した。2つ目は、「安心して使えるセキュリティ基盤」だ。Copilotでは「利用者のデータがAIの学習に利用されない」ことが明確に保証されており、Microsoft側での閲覧や外部への流出リスクも防がれている。セキュリティを担保した生成AIはまだ少ない中で、「法人利用にふさわしい安心感」が大きな差別化要素となっているという。「Copilotはあくまで"副操縦士"。メイン操縦士はユーザーの皆さまです」と語りかけ、人が主体となりAIを使いこなす未来を印象づけた。

LINE WORKSはトランシーバーアプリ「ラジャー」、議事録作成アプリ「AiNote」と、生成AIを活用した"現場の即戦力ツール"を紹介した。ラジャーは、スマートフォン1台で利用できるリアルタイム音声連絡アプリで、従来のトランシーバーでは届かなかった屋上や地下でもつながりやすい環境を実現。さらに会話内容を自動で文字起こしできるため「先ほど何と言っていたか」「誰が指示を出したか」を後から確認できる。続いて紹介された「AiNote」は、音声の文字起こし・要約・話者分離を自動で行う議事録アプリだ。同社が自社開発したAIエンジンにより、1〜2分で高精度な文字化が完了する。また、自社開発によりコストを抑えているため、手に取りやすい価格で導入できる点も強みの一つ。講演の最後には「無料トライアルもあるので、ぜひ職場の環境で試してみてください」と呼びかけ、AIが現場業務に与えるインパクトを来場者に強く印象づけていた。

セキュリティ|複雑化するリスクに備える対策

生成AIの導入やクラウド活用が広がる一方で、企業を取り巻くサイバーリスクは急速に複雑化している。ランサムウェア被害は依然として高止まりしている上、企業同士がネットワークでつながることで、1社のインシデントがサプライチェーン全体へ波及するケースも増えている。その結果「取引先のセキュリティ対策をどう把握するか」「自社はどこまで備えるべきか」といった課題が、多くの企業の共通テーマになりつつあるのだ。

Skyのセミナーではまず、経済産業省が2026年度で制度開始を検討している「セキュリティ対策レベルを星マークで可視化する制度」が紹介された。本制度は、発注企業・受注企業それぞれが抱えるセキュリティ面での現場の課題を解決するためのものだ。共通指標に基づいてセキュリティ水準をお互いに把握できるようになることで、取引時の確認がしやすくなるだけでなく、企業側も自社の現状と優先すべき対策を客観的に整理しやすくなる点が説明された。

あわせてSkyは、本制度案で求められるIT資産管理、脆弱性対策、デバイス制御などに対して、「SKYSEA Client View」でどのように支援できるかを紹介。PC・ソフトウェア情報の自動収集、脆弱性情報の把握、不許可端末の検知や外部デバイスの利用制御など、システム面での基本対策を効率的に実施できる点が示された。講演の締めくくりでは、制度の正式な開始に向け、自社の取引内容や抱えるリスクに応じて適切なセキュリティレベルを見極め、その水準に必要な対策を段階的に整えていくことが重要だと呼びかけられた。

デバイス|ハイブリッド時代に最適なPC性能とは

リモートとオフィスを行き来するハイブリッドワークが定着し、PCにはこれまで以上に"どこでも安定して業務ができること"が求められるようになった。

日本AMDのセミナーでは、近年の働き方にフィットするPCの特徴について、同社の技術の進化とともに紹介された。セミナー冒頭ではAMDが過去にCPUのアーキテクチャを一から作り直し、現在の Ryzen シリーズにつながる「Zen」アーキテクチャを生み出した経緯について説明。近年ではサーバーや社内システムなどもAMDの採用が増えており、PC以外の分野が大きく伸びていることにも触れた。

セミナー内では、CPU性能を左右するポイントを「周波数・コア数・スレッド数」の3つに整理し、レジ打ちの例えを用いてわかりやすく説明された。周波数は"1つのレジをどれだけ速くさばけるか"という処理速度、コア数は"レジの台数"、スレッド数は"1台のレジに並べる人数"に相当するという。AMDはとくにコア数とスレッド数に優れており、多くの作業を同時に処理しやすい点を強調。Web会議・メール・ブラウザ・社内アプリを並行して使うような現在の働き方と相性が良いと説明した。

また、「AI PC」と「Copilot+ PC」の違いについてもわかりやすく紹介された。AI PC は "NPU(AI処理に特化したチップ)を搭載したPC全般"を指すのに対し、Copilot+ PC は NPU が40TOPS以上という高いAI処理性能を満たすモデルを指す。AMDではRyzen AI と名の付くCPUがCopilot+ PC の基準に対応しているが、価格を抑えたい場合は、40TOPS以下の16TOPSクラスのラインナップも選べる。「求めるAI性能や予算に合わせて、AI PC と Copilot+ PC を選び分けてほしい」とまとめ、幅広い環境に対応できるAMD製品の強みを紹介していた。

展示|働き方の進化を実際に体験

会場の展示ブースでは、来場者が実際に製品やサービスに触れながら、担当者と直接対話し、自社の課題に照らし合わせて導入イメージを深める姿が目立っていた。働き方を支えるツールは"使ってみてどう感じるか"が成果にも直結するだけに、体験型の展示は理解度を大きく高める機会となっていた。

多くの来場者で賑わう様子

とくに来場者の関心を集めていた展示の一つが、KDDI まとめてオフィスによるAI動画生成デモだ。モニターには、一人の人物がさまざまな会場から複数の言語で語りかける映像が映されており、来場者はその自然な動きに目を奪われていた。チラシを手にした瞬間、これらの映像が「たった1枚の写真からAIで生成されている」と知って驚く来場者も多く、AI活用の可能性を体感的に示す展示となっていた。

さらに屋外スペースには、KDDIの「Starlink」やKDDIスマートドローン株式会社のドローンなどが、実機で登場。衛星通信サービスの活用イメージや、ドローンによる遠隔点検・災害対策など、現場での具体的な活用方法について担当者と直接話しながら理解を深める来場者の姿が印象的だった。

屋外デモの様子

ドローンの実機

まとめ|"働き方の今と未来"を、体験を通してつかめるイベントに

「Re:Work EXPO in Nagoya」は、セミナーと展示の両輪で"これからの働き方"を多角的に理解できるイベントとなった。セミナーでは、生成AI、セキュリティ、デバイス活用といった実務に直結するテーマで、各社が現場の課題に寄り添った知見を共有。来場者は、自社の業務環境にあわせた改善ポイントを具体的にイメージしていた。展示ブースでは、AI動画生成やICT、衛星通信・ドローンなど、働き方を支える幅広いソリューションを実機で体験。担当者との対話を通じて、導入後の使用感や活用シーンをその場で確認する様子が多く見られた。

実際に"触って・見て・話す"体験を通じて、自社の業務にどんな変革が起こせるのか――そのイメージを持ち帰れるのは、展示会ならではの価値だ。東京・大阪に続き中部エリアで開催された今回のイベントは、企業の働き方改革をさらに後押しし、明日からの業務改善に向けた確かなヒントを来場者へ提供する場となった。

最後に|KDDI Biz Edgeが"働き方のアップデート"を伴走支援

KDDI Biz Edge (旧KDDI まとめてオフィス)は、KDDIグループが培ってきた安心・高品質な通信基盤をもとに、企業の働き方改革や業務改善を幅広く支援しています。バックオフィス業務の効率化から、従業員エンゲージメント向上サービスまで、企業ごとの課題に合わせて最適なプランをご提案しています。また、導入後の活用定着に向けたサポートも充実しており、担当者向け勉強会や活用支援を通じて、現場で成果が出るまでしっかり伴走します。働き方や業務改善をどこから進めるべきかお悩みの企業さまも、ぜひお気軽にご相談ください。

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